パイロット「kakuno」(カクノ)使ってます
パイロットさんから新しいカジュアル万年筆が登場
それは、
「kakuno」(カクノ)1000円(本体価格)です。
日本製ではあまり見かけたことがない、子供向けの万年筆というもの。
そう、初心者・・・・じゃなくて子供向け。
子供向けっていわれると思いつくのが、
ペリカンの「ペリカーノジュニア」に代表される万年筆。
見た目はカラフルで子供子供しているけど、
書き味は本格的でそのギャップにびっくり!
実は、大人も愛用しているってかんじの万年筆ですね。
これらはスクール万年筆ともいわれているように、
ドイツの子供たちが、学校の書き方の授業で、使うものらしい。
パイロットさんの公式HPをみると、
http://www.pilot.co.jp/products/pen/fountain/fountain/kakuno/
全ての漢字にひらがながふってあります。
まさに、子供向けってページデザイン。
さて、肝心の万年筆はというと。
「カクノ」レビュー:子供向けとはいえ大人でも使えるデザイン
・軸・キャップが鉛筆みたいに、6角形。(ちょっと珍しいぞ。)
・全6色(キャップの色が違うだけ・・。)
・ペン先(勿論、鉄ペン)がF、Mの2種類。(選べるのが嬉しい。)
・コンバーターがつかえる両用式(な、なんと!)
というポテンシャル。
本体むき出しか簡易な袋にでも入っているのかと思っていたら、
以外にもちゃんとしたケースに納まっておりました。
入ってる取扱説明書がいい。
初心者が万年筆を使うにあたって知っておいたほうがいいことが必要十分書かれています。
・軸・キャップが鉛筆みたいに、6角形。(ちょっと珍しいぞ。)
キャップににひっそりとロゴがある程度で、軸も灰色の落ち着いた?雰囲気。
海外の子供用万年筆にような原色全開のカラフル万年筆とは、一線を画します。
万年筆の軸は大抵、まるくなっているのが多いですよね。
インク交換の時など、つい忘れて軸を机に置いて、インクを交換しようとしたり吸入しようとしたりして
そちらに気をとられていると、軸が転がって、机の下に落下!!ああああ・・・。
なんて、ことがあるんです。
まったくないとはいえませんけど、6角形なら多少は悲しい事故が減りそうです。
さらに、
鉛筆の軸に番号書いたり、丸×書いてテストの時利用したあれが、出来ますね。
キャップには、転がり防止のポッちも付いてます。
なんといっても、写真撮影の時にころがらないのが便利でしたよ~
・全6色(キャップの色が違うだけ・・。)
全6色と聞いて、すわ大人買いしたるって思った方もいらっしゃるのでは(加速装置・・作動!)
でも、
6色とはいえ、キャップの色が異なるだけの違い。
ちょっと、物欲にブレーキが・・(誤発進抑制装置・・作動中。)
・ペン先(勿論、鉄ペン)がF、Mの2種類。(選べるのが嬉しい。)
しかし、ペン先はこの価格帯の万年筆には珍しく、FとMの2種類が用意されています。
写真は、Mです。
最初ちょっとすべるかんじがしましたが、カートリッジ1本使ってみたらだいぶなじんできました。
他の固体はどうでしょうか?
ペン先にはいちよう子供がターゲットであることを主張するように、
笑顔マークが刻印されています。
実はこれ、ペン先の正しい向きを教える為に、このマークがついているんですね。
そういえば、
以前ペンクリニックの時に、ペン先を下に向けて書く方をお見かけしたことがあります。
すぐペンドクターが指摘していましたけど。
ボールペンなんかでは、ペンの向きなんて意識したことないですからね。
ペン先によっては、通常方向では太字、反対向けると細字で書けるってのを
売りにしているのもありますから、何も知らないとどっちでも書けるもんだって思ってしまいますよね。
この笑顔マーク。
最初、おっさんが使うにはきついかなって思ってたんですが、
すぐ、慣れました。
そんなに、クッキリハッキリ見えるものでもないのがよかったです。
・コンバーターがつかえる両用式(な、なんと!)
インクカートリッジを差し込む時、特にプチとかカチという音はしませんので、
あまりむきになって力を込める必要はありません。
軽く引っ張ってみて、外れなければそれで大丈夫。
さて、
コンバーターが使えるということは、好きな色のインクが使えるっていうこと。
さっそく、変えてみました。
コンバーターはCON-20。インクは、ペリカンの「紫」です。
ちなみに、対応コンバーターはCON-20(ぽすぽす押すタイプ)とCON-50(ねじってピストンを上下させるタイプ)です。
とうぜんパイロット製ですよ。他のメーカーのは使えません。
よい子はまねしちゃだめ。「カクノ」のペン先とってみた。
コンバーターを使って、好きな色をいろいろ楽しみたい!
そんな時、気になるのが色が混ざらないかということ。
細かいことは気にしないという大物タイプの方は、通常のペン先洗浄をしてさっさとインクを入れ替えて
使ってみてください。
少々色が混じっても気にしない。
ペン先を首軸ごと洗っております。
ちゃんと(というか、手っ取り早く)洗浄するには、やっぱりペン先とペン芯を首軸から抜いて、洗うのが一番。
ということで、
ペン先とれるか?にチャレンジしました。
ペン先もって、どりゃあああ!!
はい取れました。
これをさっとあらって、乾かし、組みなおして、コンバーターをつけます。
後はいつものように、インクを吸入すると、このとおり。
※万年筆の肝心要のペン先部分をいじりますので、自己責任ということで。
微妙にずれたりして、書き味が変わることもありますよ。
時間をかければ、ペン先とらなくても十分洗浄は可能ですから。
最後に、
海外のスクール万年筆にこんなのがあります
前述のペリカーノジュニア
(1500円くらい)の他にも、スクール万年筆は下記のようなものがあります。
・ラミーのabc万年筆
(1800円くらい)
・ステッドラーのファウンテンペン
(2100円くらい)
・ファーバーカステルのティーン/スクール
(1500円くらい)