インクブレンダーというお仕事
凝りもせず、またまたインク工房にお邪魔してきました。
インク工房といえば、あのシェイク。
シャカシャカっと最後にする動き。
聞いてみました。
「そうしないと、だめなんですか?」
すると、
色々試行錯誤の結果、この方法が一番早く良く混ざったのだそうです。
なるほどねえ~。
ちゃーんと意味があったのでした(笑)
それにしてもブレンダー石丸さんは忙しい。
扱うものが、インクなだけに水洗いはかかせません。
インクを混ぜるシェイカーやスポイト等が無論のこと、試し書き用のふででまんねんの
ペン先ペン芯をはずして、洗浄、付け、はずして、洗浄、付け。
インクの色を何度もだめ出しすればするほどね。
インクを調合したら、それでおしまいと思ったら大間違い。
配合を閻魔帳につけたり、インクの名前をラベルに手書きで書いて貼ったり、さらに名刺にインク名とNOを書いたり、
おっと、その間にもお客さんの相手をしたりしてね。
作ってもらったインク大事に使おうと思ったのでした。
小さいサイズの入れ物はないのかと、尋ねられた方がいらっしゃいましたが、
ほんっと、欲しいですね。
色々な色を少しずつ。
インクビンを使い切るってことは、そうそうないですから。
たまる一方です。
おっと、こんな注文をしたら、また作業が増えてしまいますね。
ちなみに、
“納戸色”“人参色”そして、今回作ってもらったのは、“苔色”
日本の伝統色が、三色とあいなりました。
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